Raspberry Pi Zero Wのヘッドレス設定手順

Zero Wを入手しましたので、そのヘッドレス(モニタ・キーボードなし)設定手順を紹介します。基本的には以前紹介した手順と同じですが、Zero Wには有線LANポートがないため、少し必要な手順が増えています。

ここでは、Macを使って「Raspberry Pi Zero W」にOS「Raspbian Jessie」をセットアップする前提としています。

1.OSイメージの書き込み

1-1.OSイメージの入手

Raspberry Piの公式ページからOSのイメージファイルをダウンロードします。ページ上部の「DOWNLOAD」からダウンロードページへ。

「RASPBIAN」を選択します。

「RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL」のZIPファイルをダウンロードすることにします。なお、Zero Wは他Raspberry Piと比べると非力なCPUを搭載しているため、デスクトップ環境が必要なければLite版を選択してもいいかもしれませんが、ここではPIXEL版としました。

ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。ファイル名は例えば「2017-04-10-raspbian-jessie.img」というものになっているはずです。

2-2. OSイメージのSDカードへの書き込み

8GB以上のサイズのmicroSDカードを用意し、先ほどダウンロードしたOSイメージファイルを書き込みます。

まずはmicroSDカードをMacに差し込んで、ターミナルから「diskutil list」でSDカードの場所を確認します。以下の例では「/dev/disk2」がSDカードの場所となります。

次に、SDカードを一旦アンマウントします。「dev/disk2」は先ほど確認したSDカードの場所です。

アンマウントしたら、「dd」コマンドにてOSイメージを書き込みます。5分以上掛かりますので、気長に待ちましょう。

書き終わると、MacにSDカードがマウントされ「boot」というディスクが現れます。SSHを有効にするため、このbootディスクに「SSH」というファイル名の空ファイルを置きましょう。空ファイルは、例えば以下のようにtouchコマンドで作成できます。

さらに、無線LANを有効にするため、アクセスポイントのSSID及びパスワードを記載した「wpa_supplicant.conf 」というファイルを下記のような内容で作成します。ssidとpskは、自分の使っているアクセスポイントの情報に編集してください。

作成した空のSSHファイルおよびwpa_supplicant.confファイルは、Finderなどでbootディスクの直下に移動させます。終わったらmicroSDカードをアンマウントして取り出します。

2.起動と初期設定

2-1.起動

OSイメージを書き込んだmicroSDカードをRaspberry Piのカードスロットに差し、電源を繋げて起動します。

SSHおよび無線LANが有効になっているはずなので、接続してみましょう。IPアドレスはネットワークスキャナなどで調べるか、もしくはIPアドレスの代わりに「raspberrypi.local」でもいけると思います。パスワードは「raspberry」です。

2-2.初期設定(SSHにて)

次に、raspi-configというツールを使って各種設定をしていきます。

以下のような画面が表示されます。

まずVNCの有効にします。「5 Interfacing Options」→「P3 VNC」を選択し、<YES>を選べば有効化されます。

これですぐにVNCで接続できますが、このままだと解像度がかなり低いと思いますので、ここで解像度も設定しておきましょう。「7 Advanced Options」→「A5 Resolution」にて1024×768以上を選択すれば問題ないと思います。

設定が終わったら、矢印キー右で<Finish>を選び、リブートします。

2-3.初期設定(VNCにて)

VNCが有効になったので、あとはGUIで設定を進めることができます。Macには標準でVNCクライアントが搭載されているのですが、Raspberry Pi標準のVNCとは互換性がないようなので、RealVNCから無料のVNC Viewerをダウンロードしましょう。

VNC Viewerをインストールし、起動します。Raspberry PiのIPアドレスに対し、ユーザ名「pi」、パスワード「raspberry」で接続します。

無事に接続できれば、以下のようにデスクトップが表示されます。パスワードがデフォルトのままなので変更しようね、というメッセージが表示されていますので、お好みで変更してください。

ローカライズ設定や、Wi-Fi設定を行います。左上のラズパイマークからメニューを開き、「Preferences」→「Raspberry Pi Configuration」で設定メニューが開きます。

一番右の「Localisation」タブにて、言語やタイムゾーン等の設定をします。

設定が終わって再起動すれば、晴れて日本語表示となります。

最後に、Raspberry Piのアップデートをしておきましょう。めちゃくちゃ時間掛かりますので、時間の余裕のあるときに。。

3.まとめ

Raspberry Pi Zero Wでも、ディスプレイ・キーボード・マウスが無いヘッドレス環境で簡単に設定ができますね。比較的非力なCPUではありますが、使い所を選べば色々と活躍してくれそうです。何と言っても安いですしね。

Raspberry Pi楽しい!

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